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第4回:「嘘だらけの見積書」 その1

time 2007/11/25

家の価格は不透明なもの

設計事務所は自分のデザインを売りたい。そして、お客さまはそのデザインを買いたい。このとき、「幾らですか?」と尋ねて、「○千万円です」という返事をもらうことが大切です。なぜなら、請負金が分からないと普通は設計費が決まりません。
曖昧なままにしておくと、どんどんコストがかかって請求時にもめないとは限らないからです。

でも設計事務所の多くは、基本設計の段階ではお金の問題を置き去りにして、住宅をビジュアル的な要素から決めていきます。お客さまの方でも、自分が準備できる金額を口に出すのが恥ずかしいのか、ギリギリになるまではっきりとした予算や上限などを言いません。そうこうしているうちに、費用の概算を出すことが後回しにされてしまうのです。なにしろ家を建てたいと言うお客さまは「素人」です。パッと見た印象で、家の部品が良いものか悪いものかを判断することはできたとしても、適正価格や対象物の差額までは分かりませんよね。
日本の家づくりの主導権は業者側にあるのです。

私たち適値.comは、見積りの比較を仕事にしていますが、一般的な設計事務所から大手ハウスメーカーまで、日々の業務に追われてじっくりと設計業務を進めることが困難なのは、問題だと思っています。
比較には、基本設計をもとにして算出する総費用の見積書が欠かせないからです。しかも、まずは概算を知り、業者ごとに見積りを比較すればちゃんとコストを抑えることができるということを知らない人が多いのも本当に残念でなりません。

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