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第2回:家の「住み替え」を軸に将来を考える その2

time 2007/10/01

「遺産相続」に対して身構えておく

ジュニア世代に甘いと評されそうな団塊世代ですが、彼らには「子供世帯と同居するのは嫌だが、近くに住んで欲しい」という思いが広くあるようです。一方の子供たちもなかなかに逞しく、「赤ちゃんが生まれたら、そっちの面倒もみてもらえないかな」と考え、金と口を出す両親の姿を見ています。

では、その恵まれた環境の中で何が問題かと言うと…両親が亡くなってしまった後のこと。子供は親の遺産を1/4ずつ相続できますが、全ての相続がすんなりいく可能性は低く、騒動に巻き込まれる人は多いのです。「事実は小説より奇なり」と言うように、遺産相続に関するいざこざはその辺で普通に起きていることなんですよ。特に、土地と家を所有する団塊世代の資産は魅力的です。彼らのジュニア世代が働き盛りを迎えつつある今、もう少し経った頃から、不幸にも故人となった親の資産を引き継ぐ権利を持つ人間がゆるやかに増加していきます。ただし、一家族につき土地は一ヶ所、家は一軒。バラで売って分けることができなければ揉めるのです。

我が家なども、祖母が亡くなった際に、残った遺産をめぐって骨肉の遺産争いが始まりました。何だか昼のドラマに出てきそうな展開でしたが、実際には非常によくあるケースです。家族で憎しみ、そして争い合うほど不幸な出来事はありません。それに、兄弟の嫁が介入する場合などには、どんどん泥沼化していくことが予想されます。本当は、あらかじめ「遺言書」を作って、きちんと遺産の分配法を決めておければいいのですが、いずれにせよ難しい問題です。

そのため、私は「自分も同じように子供たちへ家を残すべきか?」を考えたとき、売ってしまおうと思いました。土地や家を持つことは、自分の人生の中心に置くべきなのかどうか、皆さんも今後の将来をよくシュミレーションしてみて下さい。

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